社債詐欺事件
- 2014年10月10日
- 詐欺商法の事例
♦ 事件内容
高額の土地を所有している高齢の男性に対し,集団で,実体はないにもかかわらず,あたかも社債発行会社の社員・販売業者・金融業者・不動産買受人の各人物が存在するかのように,それぞれ役割を分担してこれを装い,社債買取代金7000万円を貸し付ける形をとって,最終的に,時価約2億円の不動産を騙し取った事案。
♦ 解決内容
本件に関与した全員に対し,裁判を起こし,不動産については,さらに第三者に名義を移転されないように,処分禁止の仮処分の決定を得た。
すると,不動産の最終名義人となっていた不動産買受人の役割を行う人物から,不動産の名義の返還の申出がなされ,依頼者に,不動産名義を返還させることができた。